あとぶろ

趣味の感想や思い出を残していきたい(ゲーム・アニメ・漫画が主体)※色々ネタバレ要注意

東方が好きなら幻想少女大戦をやれ!

好きじゃなくてもやれ!!

 

 

ということで、またとんでもないゲームに出会ってしまったので紹介と宣伝の記事となります。

 

ゲームタイトルは

「幻想少女大戦- DREAM OF THE STRAY DREAMER -」

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東方Projectの同人ゲームですが、Switchで配信されています。価格は¥4,950円

PC版はdlsiteから購入できて、こちらも価格は同額です。(元はPC版のみでしたが、2022年3月にSwitch版が配信された形になります)

幻想少女大戦コンプリートボックス [さんぼん堂] | DLsite 同人

※元々、紅・妖・永・夢の四部作でしたので、そのコンプリート版となります。実質同人ゲーム4作品分。

 

前述の価格について、同人ゲームにしては強気な価格じゃないか?と感じるかもしれません。しかしながら、その強気も納得のボリュームとクオリティ。

東方が好きなら、なんなら別に東方よく知らなくても、是非ともやってみてほしい、とオススメできる作品です。純粋にSRPGとして名作です。

 

というのも、本作のシナリオは原作Win版東方Project最初の作品である「東方紅魔郷」が始まる前の時間軸から始まり、各キャラクターとも概ね初対面という状態であり、加えて作中の描写も「皆さんご存じ」みたいな前提はほぼ無く、シナリオ内で1から丁寧に描かれるため、東方知識が無くとも、かわいい女の子達が使えるスパロボとしても遊べてしまえます。

加えてゲーム内ライブラリーが非常に充実しており、作中用語やキャラクターについて、原作知識を踏まえた解説を読むこともできるようになっています。

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それにしたって文章量おおすぎだろ。スクロールバーどうなってんねん。

ちなみにこのライブラリーではゲーム内の好きなBGMをかけながら文章を読むことができるようになってます。

 

 

具体的にどのようなゲームなのかについては、公式がアップしているトレーラーを見ていただければなんとなく掴めると思います。

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見ての通り結構気合の入った戦闘アニメーションや1枚絵が採用されているのが分かってもらえるかなと!

 

 

 

システム面は概ねスーパーロボット大戦のそれを踏襲しています。

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スパロボが分からない人向けにざっくりシステム説明をすると、キャラクター毎に決められた武装や特殊能力を活かした、ターン性のSRPGですね。

同ジャンルのファイアーエムブレム等と比べて大きく異なる点は、「精神コマンド」というポイント消費で発動できる特殊能力を各ユニットが保有している点が大きいでしょうか。

この精神コマンドによって、命中率や回避率、ダメージ量、獲得報酬等を上下することができるので、運頼りになるシーンは多くないです。

本家スパロボと異なり、この精神コマンドに必要なポイントもターン毎に少しずつ回復するため、じっくり攻略しようと思えば結構大盤振る舞いした戦略も取れます。

 

 

 

また、幻想少女大戦の独自システムとして、東方Project側の要素をシステムに落とし込んだ「弾幕」システムがあります。
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一部の敵がフィールドに展開する「弾幕」のマス内では、こちら側の移動力・命中・回避・ダメージ量等にマイナス補正がかかる、といったものです。

これらのマイナス補正は、「低速」状態になることで影響を受けなくなる代わり、攻撃を回避しても回避%分の割合ダメージを受けてしまいます。

 

 

また、上記の弾幕システムの発展系として、ネームドキャラが使用する「スペルカード」というものもあります。

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通常の弾幕効果の他に、スペルカード毎の特殊効果があり、この特殊効果は低速状態でも無効化できません。

弾幕もスペルカードも、ステージで特定の敵を撃破することで手に入る「霊撃」(所謂ボム)で一時的に掻き消すことが可能。

 

スペルカードは1枚毎にHPが設定されているので、ボスのHPゲージも兼ねています。

要するに、スペルカードの枚数分だけボスのHPを削る必要があるってことですね。

※原作同様、HPを削り切らなくても一定時間(ターン)逃げ切ることでもスペルカードは終了する。

 

本作の戦略性に大きく影響を与えるシステムで、ボス戦の手強さを演出してくれる他、展開される弾幕の形が原作のそれをイメージしたものが多く、ニヤリとさせられる部分も。

 

 

 

 

 

 

ここまでゲームの説明を簡単にしてきましたが、ここからは本作の魅力について、幻想少女大戦のここがスゴイ!と感じた点を5つに分けて紹介していければと思います。

 

 

①キャラクター数が多く、会話差分が豊富

 

まず加入する味方キャラクターについて、Win版東方のナンバリングで言えば紅魔郷星蓮船まで、端数ナンバリングの萃夢想や緋想天、ダブルスポイラーの他、公式書籍の文花帖三月精のネームドキャラは、ほぼ全キャラクターが加入します。は???

加えて旧作東方からも数名参戦しているため、累計70名以上のキャラクターを使用することができます。ネームドキャラと言いましたが、大妖精や小悪魔等も加入します。

本作がスパロボオマージュ作品な以上、キャラクター毎に武装も性能もBGMも全く異なる上に、武装毎に戦闘演出もあるんですけど……?

もうこの時点で本作のボリュームの凄まじさの片鱗が見えますよね。

 

 

しかもただキャラクター数が多いだけでなく、随所の会話差分がやたらめったら豊富です。

撤退戦なら撤退マスに到達した全キャラが固有のセリフを喋るし、ボスとの戦闘前には多くのキャラクターに専用会話が発生するし、なんなら戦闘中も特定戦闘固有のセリフが飛び出したりします。

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また、本作には周囲の味方の戦闘時に援護攻撃や援護防御として、追加で攻撃したり身代わりになれるシステムがあるのですが、それらにより戦闘画面にカットインしてくる際も、援護対象によって固有のセリフがあったりもします。

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フランちゃんの汎用の援護攻撃セリフと、レミリアとの援護攻撃セリフ。

フランちゃんだけでも、レミリアだけでなく他の紅魔館メンバーを中心に、それぞれ個別のセリフが当然のように出てくる。

 

 

更に細かいところで言うと、ゲームを中断セーブして終了する際は中断メッセージが出てくるのですが、これも80パターン以上あります。なんなんだよその執念……。

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②キャラ強化と編成の自由度が高い

 

本作はスパロボシリーズを踏襲しているため、強化システムも概ねそちらに倣っており、戦闘でキャラクターのレベルが上がるだけでなく、稼いだ「」を用いてユニットの性能強化ができるようになっています。

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このユニット強化は最初は5段階までが強化限界ですが、ゲームが進むにつれて最終的に10段階まで強化できるようになっていき、全ステータスを10段階強化することで、「フル強化ボーナス」として選択式の追加ボーナスが貰えます。

普通にプレイしていると使用キャラ全員をフル強化、というのはできないため、お気に入りキャラを強化する楽しみになってくるわけです。

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更に通常強化の他に「Ex強化」という別枠の強化枠が存在しており、こちらはステージクリア毎に手に入る「Exポイント」を使用することでのみ上昇させられます。

本システムのPC版における名称は「嫁強化」。まぁつまりプレイヤーの最推しキャラをとことん優遇してやれ!ってシステムです。

こちらは1周回でフル強化できるのは1名のみのため、このキャラとこのキャラも好きなんだよね~みたいに分散させていると、Exフル強化ボーナスが貰えず泣く羽目になります。

Ex強化のフルボーナスは前述した通常強化のフルボーナスよりも強力なため、是非とも最推しを活躍させてやりましょう!!

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一番好きな原作キャラはフランちゃんなんだけど、フランちゃん元々バカ強いし、リリーブラックが完全にブラックサレナ過ぎて原作(スパロボ)の推し機体としてポイント注いじゃったの図。

 

 

上記の強化システムの他、敵を撃破することでユニット毎にもらえる「PP」を用いて、様々な効果を持った汎用スキルを習得するシステムがあります。

普通にプレイしていたらPPが余ることは終盤までそう無いと思いますが、余ったPPはステータス強化に回すこともできます。

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加えて、キャラクター毎に固有スキル枠があり、複数種類ある中から1つをセットできるようになっています。

固有スキルは、主にレベルアップによって新たに習得したり、強化されていきます。

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更にもう一つ、装備アイテムというシステムも存在し、様々な効果を持った装備をキャラクターに持たせることができます。

この装備枠はキャラクターによって1枠~4枠まであり、後述する「コスト」が低いキャラほど、装備枠が多い傾向にあります。

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これらの強化・スキル・装備により、カスタマイズ性はかなり高いです!

同じキャラでもプレイヤーによって運用は結構変わってくると思います。

 

 

そしてそれらのキャラクターを出撃枠に入れていく編成ですが、出撃可能ユニットにはマップ毎に人数制限だけでなく、コスト制限が課されています。

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白線より上が出撃人数枠で、画面右上が出撃コスト制限。

 

コストはキャラクター毎に定められた数値になっていて、例えば大妖精なら[1.5]、レミリアなら[3.5]と設定されています。

そのため、強妖怪だけでメンバー組むぞ!とかやろうとすると、コストが足りず出撃人数が少なくなったりします。バランス調整に一躍買ってるわけですね。

しかし低コストキャラが弱いのか、というと全くそんなことはなく、ユニット毎に長所と短所があるため、推しキャラが低コストでも悲しむことは全くないです。

前述した大妖精は超有能キャラだし……

加えて、前述した通り低コストキャラは装備枠が多く、高コストキャラは装備枠が少ないため、各々メリットがあります。

 

 

更にこの編成システムの奥深さは、物語中盤に差し掛かる頃に解禁される「ツインユニット制」により大きく拡張されます。

ツインユニット制とはその名の通り、2人のユニットを前衛と後衛のペアユニットとして扱うことができるシステムです。

後衛キャラは、前衛キャラの戦闘時に追加で支援攻撃を行うほか、スキル「援護防御」を持っていれば前衛を庇うことができたり、一部の精神コマンドはペア全体に効果を及ぼしたりします。当然、戦闘中に前衛と後衛を交代することも可能。

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そして組合せによって固有のペア名が用意されています。妖夢優曇華のペア名は「GUN×SWORD」。

この組み合わせ数は非常に数が多く、原作で関わりのある二人にはほぼ設定されているほか、本作のオリジナルで関わりのある二人や、なんならなんでこの二人にあるんだよ!みたいなところまで設定されてたりします。

(特に固有ペア名が無い場合、〇〇・△△といった二人の名前で表記されます。)

 

お気に入りのカップリングで組むもよし、ステータスがかみ合ったペアで組むもよし、ペア名が気に入った二人で組むもよし、移動力の高いキャラで低いキャラを輸送してもよし、というこの編成。めちゃくちゃ時間が溶けます。

ちなみに当然のように戦闘中の会話も組合せ次第でペア専用のものが出てくる。誰が回収できるんだよこの会話差分量。

 

あと多分マスクデータだったと思いますが、関係の深いキャラと隣接orペア相手だと命中・回避・ダメージに補正が乗る「信頼補正」というシステムがあるので、その辺も考えながら組むのもよしです。

 

 

 

SRPGとしての完成度が高い

 

前述したキャラ強化や編成の時点でも、既にSRPGとしての楽しさは、正直結構味わえちゃいます。

好きなキャラを育成したり、相性の良いスキルやキャラの組合せを考えたりっていうのも立派なSRPGの楽しさですからね。

 

加えてシステム解説として前述した、スペルカードシステムの出来が良く、「規定ターン内にHPを削らなければならないが、次のスペカ対策の準備もしたい」「このスペカは強力だから敵にターンを回したくない」「効果が厄介だから霊撃を使わなければ」といった駆け引きが発生する、非常によくできたシステムになっています。

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原作再現とゲーム難易度調整を同時にできちゃってるのはほんとに上手いこと作ったな~と感心させられます。

 

 

それだけでなく、本作のマップにはいずれも通常の勝利条件の他、「ボーナス条件」というものが設定されています。この条件を達成することで、ユニット強化に用いる「点」を追加獲得できるようになっています。

こういうのがあるとついつい全達成したくなっちゃうのがゲーマーの性ですよね!

単に敵を全滅させれば終わり!では味気ないので、こういうスパイスは結構大事。

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あとプレイしていてついつい狙いたくなっちゃうこととして、獲得報酬増加系の精神コマンドを使った上での、マップ兵器での大量同時撃破

これはスパロボの醍醐味みたいなとこありますが、上手いこと敵の配置とHPを調整してまとめて倒せるとリザルトが中々気持ちいいです。

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後は難易度設定についてですね。

難易度は選択式で4段階準備されているんですが、難易度を上げると全ての敵が防御や回避コマンドを駆使するようになってくる上、一部の敵は精神コマンドまで活用してくるようになります。

単に敵のステータスが上がるだけではない、しっかり力の入った調整がされているので、ゲーム性がかな~り変わってきます。

途中で難易度変えられる(1週するまで気づかなかった)ので、手強いシミュレーションを楽しみたい方はHard以上を、まったり遊びたい人はNomal+を選ぶといいと思います。

 

東方のキャラゲー、としてではなく、SRPGとしての楽しさもしっかり追求しているのがひしひしと伝わってきます。

 

 

 

④原作愛を強く感じる演出やBGM

 

それはそれとして、キャラゲーとしてもめちゃくちゃ凝ってます。

前述したキャラや会話差分の豊富さの時点で十分伝わってると思いますが。

 

まずは戦闘アニメーションですね。

冒頭に置いた公式トレーラーを見ていただければわかる通り、スパロボ風のSDキャラと、カットインイラストを用いたド派手な演出で、原作のスペルカードや弾幕をイメージしたものであったり、スパロボの演出をパク……リスペクトしたものであったり様々です。

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一部の武装には敵のHPを削りきった時のみに追加される撃破演出も。

 

 

更には合体技もあったりして、原作や同人で人気の組合せのコンビネーションを楽しめたりもします。

特に合体技については、解禁時のイベントが中々アツい物もあったりして、戦闘アニメーションやBGM込でうおおお~~~ってなります。なりました。

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そしてスパロボと言えば戦闘するキャラによってBGMがその作品のテーマソングになることでお馴染みです。

当然、本作も戦闘キャラによってBGMが変わります。東方と言えば名曲揃いで名高い作品ですからね!

前述の通り仲間キャラは70名以上いるわけですが、全キャラに専用BGMがある……だけでなく、なんと特定武装を使った時にしか流れないBGMや、敵対時と味方加入時でBGMが変わるキャラまでたくさんいます。

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雛が「ペインフロー」という武装を使った戦闘でのみ流れるBGM。

 

その結果、合計楽曲数は驚きの219曲スマブラか?

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あと地味に好きなのが戦闘開始前のボスのポーズがスペルカードによって変わるやつ。

こういう絵になる組合せで戦闘したくなっちゃう。

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戦闘演出だけでなく、会話イベント等でも随所に原作を知ってるとニヤリとするシーンが散りばめられてます。

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原作通りのセリフを言うシーンのみならず、設定上長生きで昔の幻想郷に詳しいてゐの発言なんかもあったり。

 

 

加えて人気のカップリングなんかは、結構ガッツリ推しカプ持ちにブッ刺さるシーンがあったり。レミフラとさとこいとゆかゆゆ辺りは特に力入ってた気がする。

個人的には本作のさとこい大好きです制作陣に同士(血縁関係萌え)の気を感じた。

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⑤丁寧かつアツいシナリオ展開

 

会話イベントの話が出てきたので、本作のシナリオについても軽く触れていこうと思います。

PV見れば大体わかる登場キャラやシステムと違って、シナリオ面はあまりネタバレもしたくないので、ざっくり触れる程度に留めます。

 

本記事の冒頭で触れた通り、幻想少女大戦のシナリオは紅魔郷が始まる前の時間軸から始まり、原作紅魔郷星蓮船迄のシナリオに大幅なアレンジや時間軸の入れ替えが行われつつ、概ね原作通りの異変を解決する形で進んでいきます。

序盤はまぁまぁ同人っぽいノリも挟みつつ、中盤以降はシリアス面も強くなり、王道にアツい展開が繰り広げられていきます。

 

大きく原作と異なる点として、多くのキャラクターが異変解決に同行してくる点が大きいわけですが、同行しているキャラクター達の影が薄くならないようにかなり気を遣われているように感じます。

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西行妖の話で、死神である小町や、厄や呪いに縁のある雛に喋らせる等、原作で全く関わりのなかったキャラクターも上手いことシナリオに落とし込んでいる印象。

 

 

あまりシナリオが丁寧じゃないと感じる作品って、キャラクターが単にシナリオを進めるための駒みたいに見えがちなんですが、本作は所々しっかり感情描写や先のシナリオの匂わせのような描写が散りばめられており、お話の作り方が丁寧です。

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こういう点も、東方原作を知らなくても楽しめそうと感じる点ですね。

純粋にお話として面白いので、仮に東方知識が皆無でもシナリオ楽しめると思います

 

 

ちなみに本作は主人公を霊夢魔理沙の二人から選ぶことができます。

シナリオもマップも、選んだ主人公によって所々分岐したり合流したりで進んでいくので、2週目も結構新鮮に遊べたりします。

流石に分岐するのは全部で10~15マップくらい?(適当)ですが。

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オススメは魔理沙ルートらしいのでぼくも初回魔理沙を選びました。

分岐マップのシナリオがかなり王道にアツい展開でよかったので、オススメです魔理沙ルート。まだ2週目の霊夢ルート終わってないのに適当な事言うな。

 





ルート分岐のお話をしたので2週目についてですが、本作は引継ぎアリの2週目が可能な作りになっています。

引き継げるもの、引き継げないものはまぁ色々ありますが、何よりでかいのは、任意のキャラクターを6人引継ぎすることができます

ボリュームのあるゲームなので、後半まで加入しないキャラっていうのはどうしても活躍の場が減ってしまうものだし、推しキャラ加入まで遠いし2週目モチベ出ないな~とか、あるじゃないですか。

この引継ぎを使えば、好きなキャラクターと最初から遊べちまうんだ!!

単に好きなキャラがいるとモチベが上がるし、1週目は取れなかった戦術が取れたりもするので、2週目としてはかなり新鮮味を出せる上手いシステムだと思います。

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ただ強化に必要なポイントも引き継げちゃうので、使うポイント絞らずに強化しちゃうと無双できちゃって楽しさ薄れちゃうのはね、注意です。自戒してます。強化はその時点で必要な分だけやろう。これは自戒です。

 

ちなみにこの引継ぎしたキャラでしか発生しない戦闘会話とかもあります。は???

作りこみどうなってんだ。誰が回収できるんだよこのゲームの会話差分!!

 



最後に


そんなわけでとんでもない作りこみの同人ゲームの紹介でした。

本作のクオリティが高すぎて、神霊廟以降のキャラクターが出てこないことが惜しく感じてしまうほどです。まぁ製作期間的に仕方ないんですが……。

クラウンピースとか使いたかったな。妖精の中で唯一のコスト3.0枠とかで来てほしい。

ヘカーティアとか絶対コスト4.0じゃん。

とか、そんな勝手な妄想までしたくなるゲームです。

 

東方自体、ずいぶん長いこと離れていたジャンルなんですが、久しぶりにちょっと再燃しちゃいました。今触れてもキャラもBGMも魅力的な作品群よね。

 

何度も言いますが、幻想少女大戦は東方知識の有無にかかわらずSRPGとしてゲーム性、シナリオ、BGM、キャラクター、いずれも非常に優れたゲームだと思います。

 

 

興味を持ってくれた人がいれば是非とも!触ってみてくださいね。

 

そうそう、本作をプレイする人はこれだけは覚えていってください。

スタート+L+Rソフトリセット同ボタンの長押しクイックロードです。