あとぶろ

趣味の感想や思い出を残していきたい(ゲーム・アニメ・漫画が主体)※色々ネタバレ要注意

デイヴ・ザ・ダイバーとかいう謎のゲームが面白かった話

今回は2023年6月末にSteamで正式リリースされたばかりのゲームについてのお話です。アーリーアクセスの頃から[圧倒的好評]として話題になっていて気になってたんですよね。

ゲームのタイトルはデイヴ・ザ・ダイバー

リリースされたばかりですが、既に30時間ほどをかけてシナリオクリアまで一気に駆け抜けてしまいました。おもしろかった。

 

 

突然ですが私はかわいい女の子が好きです。

ゲームでも男キャラより女キャラを優先して仲間にしたいし、操作したいし、男女で主人公が選べるなら恋愛要素無い限り女主人公を選ぶことが多いです。

 

 

その前提の元に、本作デイヴ・ザ・ダイバーの主要キャラクター達を一部見ていきましょう。

 

 

 

かわいい女の子……どこ……???

 

 

本作は上記画像1枚目の右側にいる丸いゆるキャラみたいなオッサン(デイヴ)が主人公です。

知り合いのオッサンから半分騙される形で誘われ、堅物のオッサンが経営する寿司屋経営のために海に潜って魚を捕り、寿司屋の営業もお手伝いする。そんなゲームです。

その中で、武器制作ができるオタクのオッサンや、海の伝承を追いかけるオッサン博士や、写真家のオッサンや、店舗スタッフ斡旋のオバサン等々、様々なオッサンオバサン達と出会っていきます。

 

 

いや、かわいい子もいるんですよ。店舗経営で雇う女の子もいるし、序盤が終わる頃に遭遇する魚人族の子とかとてもかわいいし。

でもかわいい女の子を求めてやるゲームでは無いです。最初にこれは言っておきます。

私はかわいい女の子が出るゲームが好きですが、本作はその点を期待してプレイすると肩透かしどころか肩が貫通します。

 

 

じゃあ何がそんなにお前を引き付けたんだよ!って言われると、正直文章や画像で説明できるタイプの面白さでは無いと思うんですよね。やってみるとついついやり続けてしまう、そんなゲーム。

まぁそれでは記事を書いている意味が無いので、ざっくりとシステム解説をしていきます。

基本的にやることは、海に潜って魚やイカやクラゲ等を捕ったり、海藻や素材を集めたりする探索パートと、売る寿司やスタッフを準備して販売する経営パートの繰り返しがメインです。
条件を満たすとストーリーが進行したりもしていきます。

 

 

探索パートにおいては、一方的に銛を刺して捕まえられる魚もいますが、敵対行動を取ってくる狂暴な魚やサメ等もおり、それらに対抗するための装備を整えたりもしていきます。

強化項目は魚を攻撃するための武器であったり、海に長く潜るための(HPも兼ねる)空気タンクであったり、深く潜るためのダイバースーツや、多くの物を持ち帰るための積載BOXであったりと、多岐にわたります。

これらの強化要素により、ただの作業繰り返しではなく、自分の中で目標が常にある状態で探索ができるので、「次は〇〇を強化するぞ!」というモチベにも繋がります。

最初は手こずっていたサメをあっさり撃破できるようになったりするとうれしい。

 

 

また、本作はローグライク要素もあり、潜る度に地形や出現する魚種が複数パターンから選択されるようになっているほか、探索中にのみ使用・入手できるアイテム等も変わってくるため、飽きにくい作りになっています。(そのせいで捕まえたい魚種になかなか会えなかったりもするけど)

弾薬や回復アイテムも結構落ちたりしているので、慣れてくると結構大盤振る舞いしながら戦えたりするのもたのしい。なお酸素(HP)が尽きると、今回の探索で拾った素材は1つ以外ロストしてしまうため、無理は禁物。

 

 

 

そして経営パートにおいては、販売する寿司を選ぶだけでなく、同種の魚を使うことで寿司を強化することもできます。また、最初はデイヴ自身が配膳やお茶出しをしなければならないのを、スタッフを雇用したり強化することで、仕事を任せることができるようにもなります。

前述の探索パートだけでなく、経営パートにも様々な強化要素があるので、目標がほんとに尽きないんですよね。

寿司強化のためについつい魚を捕り過ぎてしまったりするし、スタッフ強化をしていくとほとんどお任せできたりして強化を実感できると嬉しくなっちゃう。

 

メインストーリーそっちのけで探索と強化に勤しみ続けてしまうので、本作は実質ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドってわけですね。やったことないけど

ストーリーも大どんでん返しがある~みたいな壮大なものではないですが、副次要素にするようなものでは全くなく、結構先が気になって楽しめる内容でした。なんだかんだキャラクター達に愛着湧いちゃう。

 

 

そしてこれらのメインとなるコンテンツに加えて、デイヴ・ザ・ダイバーでは様々な……本当に様々なコンテンツがどんどん新規で解放されていきます。

ゲーム攻略上において意味のあるもの、特に意味の無い自己満足なもの、自己満足にすらならないただのミニゲームなど、数多くの要素がどんどん増えていきます。

上記の画像はそのほんの一部です。最後の画像の謎音ゲーとか急にはじまってそれ以降一切出てこない1度限りのミニゲームなのに無駄に凝ってる。なにこれ。

なんでそんなとこに力入れてるんですか!?みたいなとこに力入れられるのはインディゲームならではだよなぁと思います。なんでそんなとこに力入れてんの?

 

そんなよくわからない追加要素以外にも、メインとなる経営パートに飲み物の種類が追加されたり、探索パートで行けるエリアが増えて全く新しい魚たちに出会えたり、装備やアイテムの種類が増えたりと、とにかくプレイヤーの新鮮さを失わせないように、という拘りをひしひしと感じました。

深海エリアだと深海魚らしいちょっとキモい魚とかもいたりして楽しい。うそ。最初は深海こわかった。

 

 

前述の通りプレイヤーのこと結構考えられてるゲームなので、UI周りも結構親切に感じます。どのパートでもボタン表記が常に表示されていて迷いづらかったり、ミッションや必要な素材を一覧できたりもするので、その辺のストレスはほとんど感じないです。

探索中にミッション対象の魚や素材にはマークが出てきてくれるのもうれしい。

 

 

あとゲーム攻略において意味は無いんだけど、ゲーム内SNSがあるのが好き。オッサンばっかりなのになんか愛着が湧いちゃう。こういう雰囲気要素すきなんだよね。

 

そういえば海外産のゲームなのに日本語訳への違和感は最初から最後まで一切感じなかったですね。

キャラクターのセリフもしっかり特徴でて個性出まくりだったし。

 

 

 

 

まぁ良いところばかり書きましたが、不満が全くないゲームでは無いんです。

ローグライク要素のせいでサブミッションとして提示された魚類に中々会えなかったり、一部のボスの攻略法が分かり辛かったり、毎日やった方が得になるコンテンツの移動がちょっと面倒だったり。

減点式だとその辺の影響でそこそこの良ゲーに収まりそうだけど、加点式だとすごい高得点になる、みたいなゲーム。

 

 

特に、コツコツ強化を進めていくゲームが好きな人にはきっと刺さると思います。コレクション要素が好きな人にも刺さりそう。

後は純粋にドット絵のクオリティが高いので、2Dゲームが好きな人にはそれだけでおすすめできます。

基本的にアクションの難易度も高くない(一部の嵐の夜に戦うボス以外)ので、アクションはちょっと苦手で……って人でも楽しめると思います。

 

続編とかDLC出てほしいな〜〜〜ラモちゃんの出番もっとふやして。

 

 

2,000円とちょっとで買えるので、興味を持った方は是非とも遊んでみてください。

モモも遊んでほしそうにしています。

 

store.steampowered.com

 

 

デイヴもかわいい。