あとぶろ

趣味の感想や思い出を残していきたい(ゲーム・アニメ・漫画が主体)※色々ネタバレ要注意

鬼滅の刃のアニメを全視聴してハマれなかった話

今非常に話題になっている作品「鬼滅の刃」のアニメを、今更ながらアマプラで一括視聴しました。全26話ですね。

 

まずこのブログ記事、タイトルの通り私が同作品にハマれなかった理由や見ていて不満だった場所などを挙げていきます。

そのため、鬼滅の刃という作品が好きな方、特にこの先の文章を「一個人の感想」として見ることができそうにない方は、本記事は読まないことをオススメします。

 

 

 

 

さて、前置きの通りとなりますが、私はこの作品にハマれませんでした。好きじゃないなら黙っていればいいじゃんと言われそうではありますが(キメハラか!?)、まぁ世間と好みがズレてる人間の価値観を眺める機会だと思って読んで頂ければ…

 

私は作品の好みは結構雑食で、日常系もバトル系もSF系も推理系も異世界系もスポーツ系も、どれも気に入るものは気に入るんですよね。

好みに合わなかったものでも、「あ~確かにこれは人気出るのは分かるかな~」って感じることが多いんですが、鬼滅の刃はアニメ26話見切ったあとでも、「なんでこの作品人気なんだろう…」って思えてしまった作品だったので、その気持ちを吐き出したくてわざわざ記事なんか書き出したわけです。

 

 

ここまでの内容で「イラッ」としてしまった方は今のうちが逃げ時ですよ!!

 

 

 

 

 

そろそろ具体的な話に入ろうと思います。

 

まず視聴していて一番気になった点なんですが、敵味方ほとんどのキャラに「実は悲しい過去があったんです」って毎度やるのクドくないか?ってところですね。

特に敵キャラについてなんですが、残虐非道で殺しを続けているようなキャラクターでも、倒す間際には必ず回想が入り、「実はかわいそうな過去があったんです…」て見せられるわけなんですが、これを見て何を感じるのが正解なんでしょうね。黒幕である無惨への怒りを感じればいいのだろうか。

敵キャラにも事情がある系の話は好きですが、それはあくまでも「その過去があったから俺はこの道を選んだんだ」っていうキャラクターの意思が感じられるから魅力が増す演出だと思っているので、悲しい過去があったならクズになっても仕方ないね…とはならなくないですか?その悲しい過去もそこまで悲惨って感じでもないし…

そしてその悲しみを感じ取った主人公の炭治郎が、死の間際の敵に手を差し伸べる流れになるわけですが、そのせいで「炭治郎の優しさを演出するためだけの回想」に見えてしまうんですよね。

 

この炭治郎も正直あまり好きになれなくて、敵キャラそれぞれに悲しい過去があって被害者なんだって主張はまぁ理想主義的な主人公としては分かるんですが、無惨に対してだけは殺意を募らせ続けてるんですよね。もしかしたら無惨にも悲しい過去があったかもしれないとか思わないのか。家族の仇だからそうだって言うなら、他の鬼たちもだれかの家族を殺してるんだから優しくするのはおかしな話だし…

ちょっと理想主義にしても視野が狭すぎるのではっていうのが炭治郎という主人公への感想ですね。視野が狭い主人公っていうのは珍しくはないですが、他のキャラもそれを指摘せず、ストーリー全体がその視野が狭い印象のまま進んでしまってるのも、この作品への不満点です。無惨だけ勧善懲悪で、他の鬼はその勧善懲悪から除外されているちぐはぐ感。

 

後は作品全体通して回想演出がしつこい!!

敵を倒す間際に回想が毎回入るのは前述したとおりですが、戦闘中も毎度のように回想が挟まれて、その記憶を戦うための原動力とする展開が非常に多いんですよね。

この演出はうまく使えばアツい展開になると思うんですが、こう何度も繰り返されるとクドく感じてしまってどうも感情移入できず「はよ戦いに戻ってくれ」って気持ちになってしまいました。

 

そしてここは特に好みの話でしかないんですが、戦闘シーンが基本的に脳筋というか、頭を使うシーンがほとんどなく、ピンチになって回想挟んで身体が動いて勝つ!って流れが基本スタイルなので、戦略張り巡らせる描写が無いのも好みから外れた要因かな~って思いますね。

戦闘中に互いの想いをぶつけたりするシーンも無いので、せっかく作画が良い戦闘シーンも盛り上がりに欠けるな~と。

 

 

戦闘シーンといえば、善逸の戦闘シーンはかっこよくて好きです。OPで禰豆子の前に降りてきて一閃するとこもかっこいい。

人気の19話は個人的にはあまり刺さらなかったですね~ピンチからの回想で新技覚醒して勝つってのは良い演出だとは思うんですが、前述した通りここに至るまでも毎回そんな感じの流れで勝ってきてたので、はいはいいつもの奴ねって感じてしまった。

 

 

とま~そんな感じですかね。

まとめると、回想の使い方が悪いってのと、炭治郎に感情移入できないってのがハマれなかった要因かなって思います。

 

視聴翌日に色々書きなぐりました。

冒頭に書いたように合わなかった一個人の感想なので、「そんなことないよ!面白いよ!」って意見を否定するつもりは全くないです!

寧ろ感想や想いがあれば是非お聞きしたいです。どういうところで人気出たのかっていうのは結構興味あります。

 

 

 

以上!もし読んで後悔した方がいたらすみませんでした!

好みの合う合わないは人それぞれということでこれからもよろしくお願いします!