最近ブログ記事を書く時間が取れなくて1ヵ月も開いてしまったので、サクっと書ける話題の記事を書こうと思いました。今までの記事と違ってちゃんと校正とかせずに感情の赴くままに書きなぐろうと思います。
ということで、ファイアーエムブレム風花雪月の好きなシーンランキングTOP10の発表記事になります。名シーン多すぎて中々絞れなかったよね…
当然ネタバレしかないので、未プレイのよいこは見ちゃダメですよ!!
一応しばらくネタバレ防止空白
では早速参りましょう
第10位:金鹿の学級 10月課題「グロンダーズ鷲獅子戦」クリア後会話
このゲームの学生時代は、鷲獅子戦までが(概ね)平和な日々になっていて、ここから先は不穏な展開が続くわけなんですが、この鷲獅子戦においては各学級の生徒達がスポーツで競い合っているような、実に爽やかな会話が見られるんですよね。
特に金鹿でクリアした際の会話には「今がずっと続けばいいのにな…」なんてついつい棗恭介みたいなことを言いたくなるほど平和な会話が繰り広げられます。
上画像のノリノリなディミトリを見てくださいなんですかこの優しい世界は。エーデルガルトも絶対このとき楽しかったんだろうなぁ…
その後のクラス内会話でのヒルダのセリフも好きです。
平和で楽しい学校生活を象徴するこのシーンは、クリア後に見ると色々と心に刺さりますね…みんなで笑い合える日々はもう戻らないんだ…
第9位:白雲の章 1月散策における各キャラクターとの会話
主人公が父親を亡くした直後の月です。
散策時に流れる物悲しいBGMと、主人公に対する各キャラクターの励ましや優しい言葉に、初プレイ時は少し泣いてしまいました。
ジェラルトがどれだけ慕われた存在であったか、主人公がどれだけ想われているか、をそれぞれ強く認識できるシーンですね。
どのキャラクターも、主人公を心配してくれたり、共に悲しんでくれたり、ジェラルトへの手向けであったり、ジェラルト殺害への怒りを露わにしてくれたりと、寄り添ってくれる人たちばかりで涙が出ますよ…悲しい出来事があったときは優しくされるのが一番涙腺に来るのよね。
この中でも特に好きなのはソティス、ラファエル、モブ兵士との会話ですね。
ソティスの優しい言葉は普段とのギャップにやられましたね…いつもそばにいてくれる人が悲しみに寄り添ってくれるの泣いちゃうよね。
そして大天使ラファエル。普段の明るさから忘れがちですけど、彼も両親を亡くしてるんですよね。当時その悲しみをどうやって乗り越えたのか話してくれるのすきです。
あとは以前ジェラルトと飲んだっていう兵士さんですね。作中でも数少ない、ジェラルトが主人公のことをどう思っていたのかが語られるシーンです。家族ものに弱いので、亡き親からの子への想いとか聞かされると泣いてしまう。
第8位:引き抜き戦闘会話 各種
自学級に引き抜いたキャラを、5年後の戦争編で特定キャラと戦闘させると発生する会話各種ですね!これを無くして風花雪月は語れないと勝手に思っています。
かつての友人、親友、相棒、幼馴染など、深い関係にあった相手との命の奪い合い…カタルシスを感じずにはいられませんよね!
少し話が逸れますが、本作は主人公の選んだ学級によって、各級長の思考や選ぶ道が大きく変わるのは、全編クリアした方なら分かると思います。(紅花と蒼月のエーデルガルトが分かりやすい例ですね。目指す場所こそ一緒ですが、方法や考え方は同じとは言えないものになっています。)
そこから考えると、引き抜かれた生徒も同じように思考や選ぶ道が変わるのは必然であると言えます。特に紅花の章において、通常時と引き抜き時でキャラクターの思想が変わっているように感じられるのは、そういう理由なんだと思っています。
話しが戻りまして、主に紅花の章においてこの特殊戦闘会話は多く発生するんですよね。主人公側が改革のために大陸制覇を目指して侵略を進めるお話な訳ですから、自国や信じるものを守るために立ちはだかる相手との会話なわけですよ!譲れないものがあるかつての友との戦いですよ!
心に残る戦闘会話は色々あるわけですが、その中でも好きなものをいくつかあげるとすると、以下3つが特に好きですね!聞いたこと無いのがある人は是非聞いていただきたい。
フェリクスVSシルヴァン
フェリクスVSディミトリ
シャミアVSカトリーヌ
フェリクスとシルヴァンのペアエンド見てからフェリクスVSシルヴァンの戦闘会話見るのつらい…死ぬときは一緒だって約束を自らの手で破ることになるんですよこれ…ペアエンドであればその約束果たされるのがまた…
フェリクスVSディミトリはね、フェリクスがディミトリのこと「幼い日を共に過ごした友」ってつらそうな顔で呼ぶのがね、つらいね。なんだかんだディミトリのこと大好きだもんなお前…
シャミアVSカトリーヌもペアエンド見てから聞いてくれ。シャミアさん普段あまり感情を表に出さないし、この会話の最初もいつもの調子で始まるのに、最後の「ああ、そうだな…!」で感情込もりまくってても~~~~~ってなる。
他にもアネットVSギルベルトとか、ラファエルVSイグナーツとかも好きです。
声優の演技も相まってどれもキャラクターの心情が本当によく伝わってくるんですよね~~~~
第7位:蒼月の章 EP.17「鉄血の鷲獅子」グロンダーズの会戦
10位で挙げた鷲獅子戦と同じ戦場で繰り広げられる、本当の殺し合いですね。ここへ至るまでに一人ないしは二人の且つての生徒と戦っているわけですが、ここでは数多くの且つての生徒たちと相対することになります。
そして半数以上は撃破時に撤退せず、その場で命を奪うことになるんですね~~~
初見プレイでのこのマップでは、敵として登場するキャラクター達の5年後の姿を、ここで初めて目にすることになるんですよね。成長した生徒達の姿に関心する間もなく殺し合うだなんてあんまり過ぎる。
個人的にはラファエル撃破時のセリフが一番刺さりました…彼には大切にしている妹がいるわけですが、既に両親を亡くしているので、自分が死んでただ一人残される妹のことを最後まで想ってるんですよね…
自らの手で彼の妹を天涯孤独の身にしてしまったんだと思い知らされる…
そしてディミトリVSエーデルガルトの会話はディミトリの情念が詰まってて本当に好きです。
エーデルガルトの「ここで死ぬ気など微塵もない!」という言葉に対して、ディミトリが「これまで貴様が殺してきた者たちも…皆、そう思っていただろうよ!」って返すの痺れるよな~~この二人の戦闘会話は毎回かっこ良すぎるんよ~~
第6位:翠風の章 EP.17「鉄血の鷲獅子」グロンダーズの会戦
7位と分ける必要ある?って思うかもしれませんが、めちゃくちゃあります。
翠風の章においては、王国軍はほとんど戦力が残っておらず、このグロンダーズ平原にやってくるのは、世間的には死んだとされているディミトリが率いる残党軍のような状態になってるんですよね。
戦力も勝機も無いにも関わらず、エーデルガルトへの殺意のみを抱いたディミトリと、それに付き合う王国所属の且つての生徒達の捨て身の特攻です。ここで登場する王国所属のキャラクターは、ドゥドゥーを除き全員戦死します。
この死に際が本当に「無駄死に」としか言えない、何も成しえることもなく、納得いく結果等何も残せずに死んでいくので、青獅子の生徒達が好きなほどつらいんですよね…
こんなに魅力的なキャラクター達をただの敗残兵として描くの、本当に容赦なくて好きですね。つらいけどすき。
第5位:青獅子の学級 白雲の章 1月散策 ディミトリとの会話
9位でも取り上げた1月散策会話のランクインとなるわけですが、級長のみ、自分が所属してる学級の場合は会話内容が変わるんですよね。青獅子選ばなければ聞けないシーンなので分けたというのは建前で、私がディミトリに心持ってかれたシーンなので分けました。
以下セリフ全容です。
…お帰り、先生。
俺も、皆も…お前を待っていた。
お前の敵は、俺の敵でもある。
お前の力になれるなら…何でもする。
他の誰でもない、お前の…
お前の力になりたいんだ、俺は。
お前が望むままに槍を振るおう。
お前が望むまま……誰だって、殺してやる。
……痺れますよねぇ!!!
どこか影はあれど、正々堂々の正道王子と思っていたディミトリが、お前の復讐のためならば誰だって殺してやる、だなんて誓ってくるんですよ!!
これはこの時点ではまだ分からないことですが、このディミトリという男は幼い頃から復讐だけを胸に誓って生きてきた男なので、この時の彼は、父親を殺された主人公に自身を重ねていたんでしょうねきっと…
復讐が正しくないだなんてことは分かっていますが、それでも主人公の怒りに寄り添い、共に復讐を誓ってくれる言葉には打ち震えざるを得ないんだよなぁ!
第4位:紅花の章 EP.14「卓上の鬼神」ヒルダ戦
エーデルガルトと共に、クロードが守る同盟領を落とす決戦において、主人公たちの前に立ちはだかる本作で1番イイ女(主観)です。
このヒルダという女、非常にめんどくさがりやだし、面倒事は人に甘えてお願いしてばかりだし、訓練はサボるしで、普段は実にダメダメな女なんですよね。
まぁ(主に女性との)支援会話等を見ることで、その実とても有能で、困っている人を見るとつい助けてしまう面倒見の良い人物であることがわかるわけですが…
それでも、学生時代および、翠風の章時の戦争編においては、「誰かを助けるために自分が死ぬなんて馬鹿げてる」といった旨のセリフがあるんですよね。
そんな彼女がですよ!この帝国との防衛線においては「頼りない盟主様を助けてあげないといけないから」なんて言って立ちはだかってくるんですよね!
そして撃破時のセリフがこれですよ…
なんでだよ…なんで誰かのために戦って満足そうに死んでんだよ…そんなの馬鹿げてるって言ってたじゃねぇか…
死ぬまで戦うとか、らしくないだろ…!
第3位:蒼月の章 EP.13「再会の夜明け」
初プレイが蒼月だったんですよ。
だからってわけじゃないですが、再会の夜明けは蒼月が一番ドラマチックだと思ってます。
5年の月日が流れて、主人公が約束を果たすために訪れた修道院では、全てを失って復讐のためだけに生き続けてきたディミトリがいるんですよ。
信頼していた主人公が生死不明となり、祖国に裏切られて囚われ、ずっと一緒にいたドゥドゥーの自己犠牲で命を救われたディミトリの現状を見てまず死にます。
ディミトリとの再会後、野盗との戦闘中に駆け付けてくる成長した且つての生徒達を見てもう一度死にます。
各キャラクター達の戦闘セリフが、命の奪い合いを非常に重くとらえたものに変化しているのを聞いてまた死にます。
ここで初めて流れる戦闘BGM「野望の地平」の重厚感がこのシチュエーションにとても合っていて、セリフの重さと相まって、「あぁ、戦争が始まってしまったんだ。あの頃にはもう戻れないんだ」と認識させられるんですよね…
他学級の生徒と比べて、青獅子生徒の戦闘セリフって特に重たい気がします。
アッシュの「自分で選んだ道だから…」と、シルヴァンの「お互い覚悟の上だろ」が特にすき。
第2位:紅花の章 EP.17「復讐の野」
みんな大好きタルティーン平原。青獅子プレイ後のここは地獄でしかない。
エーデルガルト率いる帝国軍と、ディミトリ率いる王国軍&レア(セイロスとお呼びなさい)率いる教団の決戦の地ですね。
6位で挙げた翠風のグロンダーズ平原と違い、ここでの王国軍は祖国のため、仲間のため、フォドラに平穏を取り戻すため、そして復讐のために戦っています。
もうセリフが重い…重いよ…
声優の演技も相まって鳥肌止まらん。
戦争の厳しさをこれでもかって詰め込んだマップだと思います。
この戦いのどこにも正義なんてものは無いんですよ。
やはりディミトリとエーデルガルトの戦闘会話は痺れる…
そしてマップクリア後、エーデルガルトがディミトリに止めを刺すシーンは本当に切ない…エーデルガルトは最後の言葉を聞いて初めて彼のことを思い出したのだろうか…
ところでこのマップ、ドゥドゥーが人間のままディミトリを倒すと特殊会話があるのはご存じでしょうか。
最後まで何も救うことができなかったと失意のまま倒れるディミトリが、ドゥドゥーを救うことが出来ていたと気づかされて、最後に少しだけ報われてから逝く会話を見ることができるので、是非見てみてください。ここのドゥドゥーのセリフが泣けるんだ…
ちなみにこの場合、「地獄に落ちろ、エル。」のイベントは無くなります。
第1位:蒼月の章 EP.22「短剣の誓い」
もうタイトルから震える。
蒼月の最終章が堂々の1位となります。好きなシーンランキング絞るのは時間かかったけど、1位だけは間違いなくここだなって最初から決まってました。
少なくとも蒼月の章においてのエーデルガルトは、幼い頃に貰った短剣とその時の言葉を心の支えとして、辛い境遇を耐えて、野望を遂げるために戦い続けてこれたわけですよ。
その短剣をくれた相手が幼き日のディミトリであったことは、最終決戦目前に聞かされるまで覚えていなかったようですが…
しかもこれ支援会話とか女神の塔のイベント見ると分かるんですが、幼い日の彼らはお互いを初恋の相手として認識してるんですよね~~
とまぁそんな関係の二人ですが、歩んできた道と思想の違いにより分かり合うことはないと決別し、最終決戦が行われるのがこの終章です。
これは私の考えですが、この二人の思想はどちらかが間違っているということは無いと思っていて、作中でも言及があるようにエーデルガルトの目指す世界ってクロードのそれと近しいものがあるんですよね。
ただエーデルガルトは多くの血が流れるやり方しかできなかったがために、ディミトリと分かり合えなかったということなのでしょう。
「戦争が起こる前に互いを分かり合えていれば、きっとみんなが手を取って幸せになれる選択肢があったはずなのに」っていうもどかしさを抱いてしまうのも、このゲームのストーリーの魅力なんだろうと思います。
話が逸れました。
ようはこの最終決戦は、互いの信念のぶつかり合いなんだって話をしたいんです。
蒼月のエーデルガルトのみ、人間の姿を捨ててでも勝利を諦めなかったのは、きっと短剣に誓った想いと、相手がその誓いと短剣をくれたディミトリであったからなのだろうと解釈してます。
この最終章で流れるBGM「この世界の頂きで」がね~~~本当に素晴らしいんですよね~~~ベストマッチ過ぎる!
メインテーマのアレンジとか流されるとこれまでの事に想いを馳せちゃうよね。特に蒼月はディミトリの物語中での成長が著しいからとても感慨深い…
痺れる~~~~~~~~~~
どの立場であってもこの二人の会話はどれも大好きですほんと痺れる。
そして戦闘終了後のエンディングね、これね、このゲーム起動するたびに毎回見るくらい好きです。
力尽きて人間の姿に戻るエーデルガルトに微笑んで手を差し伸べるディミトリ。
その手を取るフリをして「短剣」を投げつけるエーデルガルトと、瞬時にエーデルガルトへ槍を突き刺して止めを刺すディミトリ。
短剣は刺さったディミトリの胸元から抜かれて足元に投げ捨てられる。
一瞬エーデルガルトの元へ戻りかけたディミトリを主人公が留め、勝利の歓声を受けつつ凱旋へ向かいEND。
こんな…こんな哀しい凱旋があるかよ…
ここの行動は色々解釈ありそうなので多くは語りませんけど、捨てられた短剣がアップで映し出されるシーンで感情ぐちゃぐちゃにされてしまう…
ということで、風花雪月の好きなシーンランキングでした!!
1位と2位がそれぞれの立場からのエーデルガルトvsディミトリなの、めちゃくちゃ好み出てますね…
いやしかしサクッと書くつもりが思った以上の文量になってしまいました。
あ、あともう一つシーンじゃないけど好きな表現があって、級長三人の専用職の話
エーデルガルト:ロード → アーマーロード → カイゼリン
ディミトリ :ロード → ハイロード → マスターロード
クロード :ロード → ドラゴンロード → バルバロッサ
となるわけですが、ディミトリだけが最後までロードであり続けるの、すごい好きです。
GBA世代のエムブレマーなので、「マスターロード」という職に特別なものを感じてしまう。
改めて、本当に心に残るシーンが沢山あって無限に語れる良いゲームです。
この記事読んだ皆も好きなシーンと想いがあれば聞かせてくれよな!!!